大口をたたく「ビッグマウス」って、英語でも “big mouth” でしょ?
先日、サッカーの話題を取り上げていた番組で、日本代表の堂安選手の強気の発言を「ビッグマウス」と言っているシーンを見かけました。
日本語の「ビッグマウス」は、「大口を叩く」や「ホラを吹く」など、物事を大げさに言うようなニュアンスがありますよね。
ですが、実は「ビッグマウス」は和製英語。
同じニュアンスで “big mouth” を使っても、伝わらないどころか別の意味として勘違いされてしまうかもしれません。
ということで今回は、日本語の「大口を叩く」のニュアンスで使える「ビッグマウス」のネイティブ英語フレーズについて見ていきます。
「ビッグマウス」は英語で?
「ビッグマウス」の意味の英語は、
talk big
このように表現します。
“talk big” の発音
“talk big” は、文字どおり「大きく話す」です。
つまり、「デカいことを言う」や「無理そうなことでもできると言う」に相当する意味があります。
「ホラを吹く」のような意味で使うこともありますね。
ちなみに、 “big talk” は名詞で「自慢話」という意味があります。
動詞で使うときと語順が変わりますが、いずれにせよ「大きなことを話す」ことには変わりはありません。
また、 “talk big” には「自慢げに話す」といったニュアンスで使われることもあり、あまりいいイメージはないので、使うときは注意しましょう。
big mouth の意味とは?
では、「ビッグマウス(= big mouth)」と英語で言った場合、どんな意味になるのでしょうか?
「ビッグマウス(= big mouth)」は、
- 口が軽い
- おしゃべり(な人)
こんな意味があります。
“big mouth” の発音
“big mouth” は、秘密を守れずに何でもベラベラと他人に話してしまう口が軽い人、おしゃべりな人を指します。
たとえば、
He have a big mouth. He told everyone about what happened to me.
彼はビッグマウスなんだ。彼は私に起きたことについて皆に話したんだ。
このように、 “have + a big mouth” のパターンで使われることがよくあります。
日本語の「ビッグマウス」のように、デカいことを言ったり、出来そうもないことを言うという意味では使われないので、注意しましょう。
「ビッグマウス」の英語表現の使い方
では、「ビッグマウス」の意味で使う英語フレーズの使い方を例文で見ていきます。
He always talks big.
彼はいつもビッグマウスだ。
Athletes sometimes talk big to put pressure on themselves.
スポーツ選手は、自分にプレッシャーをかけるために大口を叩くことがある。
A: I can easily become fluent in English in three months. That’s a piece of cake.
A: 3ヶ月で英語がペラペラになるなんて余裕よ。楽勝でしょ。
B: You sure talk big for someone who never studies English at all.
B: 英語なんて全く勉強していないくせに、よく言うぜ。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
「ビッグマウス」の英語表現 まとめ
talk big
「デカいことを言う」や「無理そうなことでもできると言う」に相当する。
「ビッグマウス(= big mouth)」の意味は、
- 口が軽い
- おしゃべり(な人)
このように、 “have + a big mouth” のパターンで使われることがよくある。