「サブスク」ってよく言うけど、英語でも伝わる?
みなさんは、何かの「サブスク」のサービスを利用してますか?
月額で映画・ドラマを見れたり、音楽を聴けたりなど便利ですよね!
さて、この「サブスク」という言葉、英語で通じるのでしょうか?
今回は、「サブスク」の英語表現はもちろんのこと、「サブスクの加入・解約」の英語フレーズについても合わせてご紹介します。
「サブスク」は英語だと伝わらない
まず、「サブスク」という言葉ですが、残念ながら英語では通じません。
「サブスク」は「サブスクリプション」の略で、英語では
subscription
と表記します。
“subscription” の発音
もともと、英語の “subscription” にはこんな意味があります。
- 加入
- 会員(登録)制
- 定期購読
たとえば、毎月ジムに通う「サブスク」についてなら、
The gym offers a monthly subscription.
そのジムは月額会員制です。
このように表現できます。
日本語の「サブスク」は定額制のサービスを指すことが多いため、英語よりも広い意味で使われてるのも事実です。
「サブスク」に相当する日本語はこちら。
- 雑誌やニュースサイトの場合の「定期購読」
- 動画ストリーミングサービスの場合の「月額制」や「定額制サービス」
- ソフトウェアの場合はの「利用料」や「継続課金」
- 一般的なサービス契約の場合はの「会員契約」や「契約サービス」
「サブスクに加入する」は英語で?
サブスクサービスの利用を開始するとき、日本語では「サブスクに加入する」と言ったりします。
この「(〜の)サブスクに加入する」に相当する英語フレーズは2つあります。
- subscribe to ~
- have a subscription
1つずつ見ていきます。
subscribe to ~
「〜のサブスクに加入する」の英語フレーズは、
subscribe to ~
“subscribe to ~” の発音
先ほどの “subscription” は名詞で「サブスク」のことでした。
“subscribe” は動詞で「定期購読する」「(何かのサービスに)加入する」といった意味があります。
“join” などはわざわざ使わなくても “subscribe”だけで「加入する」の意味があるんです。
たとえば、
I subscribe to Netflix.
私はネットフリックスに加入してます。
ポイントは、
subscribe to + 【サービス名】
【サービス名】の前に必ず “to” を忘れずに入れるようにしましょう。
“to” は「〜の方へ(向かって)」といった意味なので、”to Netflix” は「ネットフリックスへ(向かって)加入していく」という動作が含まれます。
I just subscribed Amazon Prime Video yesterday.
Amazonプライムビデオに昨日加入した。
A: Which streaming service do you subscribe to?
A: どのストリーミングサービスに加入していますか?
B: I subscribe to Netflix and Hulu.
B: ネットフリックスとフールーに加入しています。
A: How do you subscribe to the newsletter?
A: ニュースレターはどうやって購読しますか?
B: Just enter your email on their website.
B: 彼らのウェブサイトでメールアドレスを入力するだけです。
Please click the like button and subscribe to my channel.
いいねボタンを押して、私のチャンネルへの登録をお願いします。
have a subscription
他にも「〜のサブスクに加入する」の英語フレーズは、
have a subscription
“have a subscription” の発音
“have a subscription” は、「(〜の)サブスクを持っている = 加入している」というわけです。
「〜」には具体的なサブスクのサービス名が入ります。
たとえば、
I have a Netflix subscription.
私はネットフリックスに加入してます。
have a 【特定のサービス名】 subscription
NetflixやSpotify、Amazonなど【特定のサービス名】がある場合は、このように言う傾向が高いです。
逆に、何かしらの「サブスク」を利用している場合は、
I have a subscription to a meal kit subscription.
私は料理キットのサブスクに加入してます。
have a subscription to 【サービス内容】
「言語学習アプリ」や「料理キット」など、サブスクに加入していることを抽象的に伝える場合はこちらの方を使います。
“have a subscription to Netflix” と言っても間違いではありませんが、フォーマルな響きに聞こえます。
I just subscribed to Spotify yesterday.
昨日、スポティファイに加入したんだ。
They have an Amazon Prime subscription.
彼らはAmazonプライムのサブスクリプションに加入している。
A: I’m trying to learn Spanish.
A: スペイン語を勉強しようとしてるんだ。
B: That’s great! I have a subscription to a language learning app. It’s really helpful.
B: いいね!私も言語学習アプリのサブスクリプションに入ってるんだ。すごく役に立つよ。
A: I want to try cooking new recipes.
A: 新しいレシピに挑戦したいんだよね。
B: Why don’t you have a meal kit subscription? They send you all the ingredients and instructions.
B: ミールキットのサブスクリプションをしてみたら?必要な食材とレシピが全部送られてくるよ。
A: That’s a good idea! It would be much easier to try it out.
A: それはいいね!簡単に試せそうだね。
「サブスクを解約する」は英語で?
逆に、サブスクサービスの利用を停止するとき、日本語では「サブスクに解約する」と言ったりします。
この「〜のサブスクに解約する」に相当する英語フレーズは2つあります。
- cancel a subscription
- unsubscribe from ~
1つずつ見ていきます。
cancel a subscription
「〜のサブスクを解約する」は英語で、
cancel a subscription
“cancel a subscription” の発音
“cancel” は「取り消す」「中止する」。
なので、「解約」の意味として使うこともできます。
“cancel a subscription” の使い方は2つあります。
cancel one’s 【特定のサービス名】 subscription
「サブスクに加入する」ときと同様で、NetflixやSpotify、Amazonなど【特定のサービス名】がある場合は、このように言う傾向が高いです。
特定のサービスではなく、何かしらの「サブスク」を利用している場合は、
cancel a subscription to 【サービスの概要】
と言うこともできます。
どちらの形を使っても正しい表現です。可能であれば両方覚えておきましょう!
I decided to cancel my Netflix subscription.
ネットフリックスのサブスクを解約することにした。
He canceled his subscription to the online course.
彼はオンラインコースのサブスクリプションを解約しました。
I’m planning to cancel my streaming service subscription next month.
来月、ストリーミングサービスのサブスクリプションを解約する予定だ
A: Are you going to cancel the gym subscription?
A: ジムのサブスクリプションを解約するつもり?
B: Yes, I don’t use it much anymore.
B: うん、もうあまり使っていないから。
A: How do you cancel a streaming service subscription?
A: ストリーミングサービスのサブスクリプションはどうやって解約するの?
B: You can do it online through your account settings.
B: アカウント設定からオンラインでできるよ。
unsubscribe from ~
他にも「〜のサブスクを解約する」は英語で、
unsubscribe from ~
“unsubscribe from ~” の発音
“unsubscribe” は “subscribe” の反意語。
英単語の頭に “un” が付くと否定の “not” の意味になるため、 “unsubscribe” は反対の意味で使われます。
こういった “un” などは「接頭辞」と呼ばれてます。
“unsubscribe” の後ろは、「〜から」という意味の “from”
対象となるサブスクのサービス“から”解約するので、ここには “from” が入ります。
ちなみに、「サブスクに加入する」のときは “subscribe to ~” でしたね。 “to” は「〜へ(向かって)」。
Well, I’m going to unsubscribe from this email newsletter.
このメールニュースの購読を解除しよっと。
We unsubscribed from the meal delivery plan last month.
私たちは先月、食事配達プランを解約しました。
A: Are you still using that music app?
A: まだあの音楽アプリを使ってるの?
B: No, I unsubscribed from it last week. It was too expensive.
B: いや、先週解約したよ。料金が高すぎたよ。
A: I’m trying to save money. What should I do first?
A: お金を貯めようとしてるんだ。まず何したらいいかな?
B: Maybe you should unsubscribe from some of your online subscriptions.
B: オンラインのサブスクリプションをいくつか解約してみたら?
会話ではシンプルな表現で全然OK
すでに紹介してますが、「(サービスなど)に加入する」は “subscribe to ~” や “have a subscription to ~” でしたよね。
これらの表現は、もちろん使われます。
ですが、 “subscribe” や “subscription” といった言葉は、ややビジネスライクな響きもあります。
実際の会話では、よりカジュアルでシンプル表現が好まれる傾向にあります。
たとえば、
I subscribe to Netflix.
→ I watch Netflix.
ネットフリックスを見てます。(私はネットフリックスに加入しています。)
ネットフリックスに加入してる = ネットフリックスを見る・使うことができますよね。
なので、わざわざ「加入してる」とは言わず、シンプルに「ネットフリックスを見てる」でも十分伝わるんです。
“use” なども使えますね。
他にも、
I subscribe to Spotify.
→ I listen to Spotify.
スポティファイを聞いてます。(スポティファイに加入しています。)
先ほどと同様に、スポティファイに加入してる = スポティファイで音楽を聞くことができるので、「スポティファイを聞いてる」でOKなんです。
わざわざ「サブスクしてる」と言わなくても、「サブスクしてる・サービスを利用してる」ことを相手に伝えることができるんです。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
「サブスク」の英語表現 まとめ
「〜のサブスクに加入する」に相当する英語フレーズ
- subscribe to ~
- have a ~ subscription
- have a subscription to ~
「〜のサブスクに解約する」に相当する英語フレーズ
- cancel a subscription
- unsubscribe from ~
実際の会話では、よりカジュアルでシンプル表現が好まれる傾向にあるため、
- watch Netflix
- use Hulu
- listen to Spotify
など、”subscribe” や “subscription” とわざわざ言わなくても、サービスを利用してることを相手に伝えることができる。