「後回しにする」って英語で言いたいけど、なんて言ったらいいかわからないなぁ。
「後回しにする」は今できないことを後でやろうとしたり、物ごとの優先順位を下げたいときに使いますよね。
「先延ばしにする」「延期する」といった言い方も同じように使われます。
「後回しにする」「先延ばしにする」「延期する」のように「今できないことを後でやる」ことを伝えたい時に日常会話で使われる4つの単語・フレーズを今回は紹介します。
- procrastinate
- put off
- postpone
- put on the back burner
この表現には、どちらかというと「今はやりたくないので、後回しにする」というネガティブなニュアンスが含まれているものもあります。
ニュアンスも含めて「後回しにする」を英語で言えるようにしっかり理解を深めましょう。
procrastinate
“procrastinate” は「後回しにする」と言いたい時に一番よく使われる表現です。
基本的にはネガティブなニュアンスで使われることがほとんどですが、冗談で使われるときもあります。
読み方は「プロクラスティネィト」。
※↑読み方の文字の表記は、文字サイズの大小や太さで読む音の強弱を表しています。
過去形・過去分詞形は “procrastinated” 、現在進行形は “procrastinating“
I’m procrastinating on my homework cause I’m so lazy.
私はすごく怠け者なので、宿題を後回しにしている。
There’s no time to procrastinate because this is an urgent task.
急務の用件なので、後回しにしてるヒマはない。
procrastination is the thief of time.
先延ばしは時間の無駄だ
直訳すると「後回しは時間の窃盗だ」となりますが、つまり「後回しすることはよくない」ことを表しています。
「思い立ったが吉日」と訳す場合もあります。
put it off / put off ~
“put it off” は 先ほど出てきた “procrastinate” と同じように使えます。
ただ、1つだけ押さえておくべき点があります。
“put it off” を使う上でのポイント
「後回しにする」内容(目的語)を入れる場所が以下の条件によって異なります。
- 後回しにする内容が “it” や “thing” など、短い単語で代用できる場合
put it off
または
put thing off
- 後回しにする内容が長くなる場合
put off 内容
※ “it” をうしろに持ってきて、“put off it” にはできない ので注意!
こちらの動画で “put off” が使われています。
動画の後半では “put off” 以外にも英語フレーズ解説をしているので、よかったらご覧ください。
I always put things off until the last minute.
私はいつもギリギリまで物ごとを後回しにする。
He doesn’t want to put off what he can do today until tomorrow.
彼は今日できることを明日に先延ばししたくない。
postpone
“postpone” は「後回しにする」よりも「延期する」の意味になります。
主に日時の変更に使われ、良くも悪くもない中立的なニュアンスがあります。
読み方は「ポストポーン」。
過去形・過去分詞形は “postponed” 、現在進行形はほぼ使われません。
Sports day was postponed in two weeks due to a typhoon.
運動会は台風のために再来週に延期になった。
The Japanese government decided to postpone Tokyo Olympic 2020 next year.
日本政府は東京オリンピック2020を来年に延期することを決めた。
put ~ on the back burner
直訳すると「コンロの後ろのバーナーに置く」となりますが、そこから転じて「後回しにする」という意味になります。
使い方は “put” の後ろの「〜」の部分に『後回しにする内容』を入れます。
“put ~ on the back burner”
上記3つに比べて使用頻度はやや低めですが日常会話で使われる表現なので、しっかりと覚えておきたい表現です。
She put this small issue on the back burner.
彼女はこの小さな問題を後回しにした。(結論はあとで決めることにした。)
Don’t put it on the back burner! You should do it right now!
後回しにしてはいけない!今すぐにやるべきです!
「後回しにする」まとめ
- procrastinate
「後回しにする」と言いたい時に一番よく使われる表現。基本的にはネガティブなニュアンスで使われることがほとんど。冗談で使われるときもある。
- put off
「後回しにする」内容を文章に入れる場所が条件によって異なる。
“it” や “thing” など短い目的語で代用できる場合 = put it/thing off
目的語が長くなる場合 = put off 内容
- postpone
「後回しにする」よりも「延期する」の意味で、主に日時の変更に使われる。
- put ~ on a back burner
直訳すると「コンロの後ろのバーナーに置く」となるが、そこから転じて「後回しにする」という意味になる。