“make a face” 「顔を作る」って、要するにどういう意味??
“She made a face.”
こんな風に言われたら、どんな意味だと想像しますか?
“make a face” は「顔を作る」と訳せるので、そこから解釈を広げて「化粧をする」と思った人もいるかもしれません。
ですが、「化粧をする」は違う英語フレーズを使います。
整形したときの “make a face” ?
いえ、「整形をする」という意味でもありません。
実は、表情に関係した英語フレーズなんです。
ということで、 “make a face” の意味と使い方について見ていきましょう。
make a face の意味は?
“make a face” は、
- しかめっ面をする
- 顔をゆがめる
こんな意味があります。
“make a face” の発音
“make a face” は「顔を作る」が直訳ですが、上記からわかるように「顔の表情を作る」というニュアンスがあります。
ただ、「表情を作る」といっても、嬉しいときに表情は作りませんよね。
嬉しいときって、頬が自然と緩みませんか?
「表情を作る」は「表情を作らなければならない状況」であるとも言えるので、基本的にはネガティブな表情を指します。
そのため、“make a face” は「しかめっ面をする」や「顔をゆがめる」という意味で使われます。
ただし、例外もあります。
たとえば、
make a funny face
make a silly face
このように、 “funny” や “silly” など「おもしろい」や「おバカな」といった形容詞を入れると、相手を笑わせるための「変な顔をする」「おもしろい顔をする」といった意味になるんです。
この場合は、おもしろい「表情を作る」ってことですね。
イギリス英語では pull a face
“make a face” は主にアメリカで使われる英語と言われています。
一方、イギリスでは、
pull a face
こちらを使うことの方が多いようです。
“pull a face” の発音
先ほどの “make a face” は単語から「顔の表情を作る」のイメージがしやすかったと思いますが、 “pull a face” はちょっとイメージしくいですね。
なぜ、 “pull a face” が “make a face” と同じ意味なのか・・・。
調べてみましたが、はっきりとした由来などはわかりませんでした。
もしかすると、顔の奥にしまってある表情を引き出して(pull)表に出すようにイメージから、 “pull a face” が「顔の表情を作る」の意味で使われるのかもしれませんね。
もし “pull a face” が “make a face” と同じイメージがどうしても湧かない場合は、上記のイメージを参考にして見てくださいね。
make a face の使い方
では、 “make a face” の使い方を例文で見ていきましょう。
He took a bite of salmon roe in the sushi and made a face.
寿司の中のイクラを一口食べて、しかめっ面をした。
When my mom asked me how the exam went, I made a face.
母に「受験はどうだった」と聞かれ、私は顔をゆがめた。
I was trying to make silly faces to get my niece to laugh.
姪っ子に笑ってもらおうと、バカな顔をしようとした。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
make a face の英語表現 まとめ
- しかめっ面をする
- 顔をゆがめる
“funny” や “silly” など「おもしろい」や「おバカな」といった形容詞を入れると、相手を笑わせるための「変な顔をする」「おもしろい顔をする」といった意味にもなる。
イギリスでは、
pull a face
“make” の代わりに “pull” が使われている理由は不明。
もしかすると、顔の奥にしまってある表情を引き出して(pull)表に出すようにイメージから由来しているかも。