“get going” ってどういう意味?単語1つ1つはわかるんだけどなぁ・・・。
“get going”
ネイティブが会話の中で使うシーンをよく見かける気がします。
“get” と “going” の単語は知っていても、組み合わさると意味がイメージしにくい・・・。英語あるあるですよね。
実を言うと、”get going” はちょっと日本語に訳しにくい英語フレーズ。
場面に応じて日本語の意味が変わるので、コアイメージ(核となるイメージ)をしっかり押さえておきたいところです。
とはいえ、けっして難しい表現ではないので、本記事を参考に感覚を掴んでいって下さいね。
get は「〜(の状態)になる」
“get” は「手にする」「ゲットする」の意味で知られてますが、他にも「〜(の状態に)なる」という意味があります。
たとえば、「怒って」の “angry” を使ったこんな文章があります。
I’m angry.
I get angry.
どちらの文章も、「私」「怒る」という要素は同じ。
ですが、2つの文章にはちょっとした違いがあります。
“I’m angry.” は「私は怒っている」となり、どこかの地点で怒っている状態になって、今もなお「怒っている状態にある」というニュアンス。
一方、 “I get angry.” は「怒っていなかった状態→怒っている状態になる」というニュアンスがあり、「私は怒る」となります。
このように、 “get” には「〜(の状態に)なる」といった意味が含まれてるんです。
このニュアンスをしっかりと押さえておきましょう!
get going の意味は?
“get” は「〜(の状態に)なる」ことから、後ろに “going” が加わると「”行く”という状態になる」が直訳になります。
つまり、 “get going” の意味は
- さぁ行こう
- さぁ始めよう
こんな意味・ニュアンスがあります。
“get going” の発音
”get going” は文脈によって意味が変わるフレーズ。
「行くという状態になる」が直訳なので、日本語だと「動き出す」「出発する」「開始する」と訳されたりしますが、ざっくりと「さぁ行こう」「さぁ始めよう」といったイメージです。
Oh, it’s getting late. I should get going.
あ、遅くなっちゃった。行かないと。
We’ll get going as soon as the rain stops.
雨が止めばすぐに出発します。
I’d love to chat more, but I need to get going to my next appointment.
もっと話してたいけど、次の約束に行かないと。
She got going on her project as soon as she received the green light.
彼女はプロジェクトのゴーサインを受け取るとすぐに取り掛かった。
I’d better get going は「行かなくちゃ」
“get going” を使った定番フレーズがあります。
I’d better get going.
“I’d better get going.” の発音
“I had better get going” の “I had” は省略されて “I’d” となっています。
“had better” は「〜すべき」の意味で、 “should” よりも強い命令・忠告のニュアンスがあります。
このフレーズの場合、自分に向かって「動き出すべきだ」「出発すべきだ」と言い聞かせているので、「行かなきゃ」に相当する意味になります。
ちなみに、 “had better” は困った事態・状況をさけるための「〜すべき」「〜した方がいい」と提案できます。
逆に、良い結果・事態になるために「〜すべき」とアドバイスするときにはほぼ使われません。
“had better” は上から命令するようなニュアンスが含まれるため、親が子どもに注意したり、言い聞かせたりするときによく使われます。
I had better get going or I’ll miss my bus.
そろそろ行かないとバスに乗り遅れてしまう。
Hey guys, you have school tomorrow. You had better get going to bed.
みんな、明日学校だからそろそろ寝る時間よ。
get myself going もネイティブはよく使う
“get going” の間に “myself” を入れて
get myself going
このフレーズも使われます。
“get myself going” の発音
“get myself going” は直訳すると「私を動かしてくれる」。
つまり「私の気分を上げる」「私のテンションを上げる」といったニュアンスがあります。
“get going” 「さぁ行こう」「さぁ始めよう」に通じる部分がありますよね。
I need a coffee to get myself going in the morning.
朝、気分を上げるためにコーヒーが必要だ。
Even if I’m short on time in the morning, I still take a bath to get myself going.
朝あまり時間がなくても、元気に動けるようにお風呂に入る。
A short nap is all I need to get myself going again sometimes.
再び元気に動くには、短い昼寝が必要なときもある。
“get” を使ったその他の表現はいかがでしょうか?↓
get going の英語表現 まとめ
“get going” の意味は、
- さぁ行こう
- さぁ始めよう
「”行く”という状態になる」から、日本語だと「動き出す」「出発する」「開始する」と訳されたりするが、「さぁ行こう」「さぁ始めよう」といったイメージ。
“get going” を使ったフレーズ①:
I’d better get going.
自分に向かって「動き出すべきだ」「出発すべきだ」と言い聞かせているので、「行かなきゃ」に相当する意味になります。
“get going” を使ったフレーズ②:
get myself going
“get myself going” は直訳すると「私を動かしてくれる」。
つまり「私の気分を上げる」「私のテンションを上げる」といったニュアンス。