
“Oh great.” って「おお、すごい」とか「おお、素晴らしい」って意味じゃないの?
“great” といえば、「すばらしい」「最高」といったポジティブな意味で覚えている人が多いですよね。
では、次の文章はどんな意味になると思いますか?
Oh great, it’s raining again.
「おお、すばらしい、また雨が降ってる」と訳したくなりますが、雨が降っているのに “すばらしい” ってどゆこと??と疑問に思いますよね。
実は、何か良くないことが起きたときに “Great…” とつぶやくと、それは喜びではなく、ネガティブな感情や皮肉を表しているんです。
great の基本的な意味
基本的な “great” の意味は、
- すごく良い
- 素晴らしい



言われなくても知ってるよ!って感じですよね。笑
たとえば、
You did a great job!
すばらしい仕事をしたね!
That sounds great!
それいいね!
“good” の上位互換として、「良い」「最高」「楽しい」といったポジティブな意味でとてもよく使われます。
ですが、ネイティブは “great” を皮肉の意味を込めて使うことがあるのをご存知でしょうか?
皮肉の意味で使う great の意味は?
皮肉の意味として使う “great” は、
- あー最悪
- もう勘弁して
- やれやれ
こんなニュアンスで使います。
本心では「良くない」と思ってるけど、逆に “great” と言って苦笑いだったり、ため息をつくといった感じです。
たとえば、
Oh great, it’s raining again.
うわ、また雨か。最悪。
雨はネガティブな意味として扱われますが、あえて “great” を使ってるところにガッカリさ、皮肉っぽさなどを表してます。



自虐の意味を込めて使われることもありますね。
“Oh great” はポジティブで使うこともあるので、どう見分けるの?と疑問に思ったかもしれませんが、ポイントは声のトーンや相手の表現です。
会話をしていると、話している内容だけではなく、相手の声のトーンや表情などから読み取れることがあると思います。
そういった部分を意識すると、 “great” がポジティブ、ネガティブどちらの意味なのかきっとわかるはずです。
“great” を皮肉として使ったりするのは英語特有な表現?と思うかもしれませんが、実はそんなこともありません。
日本語にも実際とは逆の意味として使う皮肉っぽい表現は結構あるんです。
「さすがですね〜(棒)」
→ 褒めてるようでバカにしてる
「助かるわ〜(苦笑)」
→ 本当は迷惑だと思っている
「天才かよ!」
→ 間違いを面白がってる



言われてみると「たしかに!」って思いますよね。
そうなんです、まさにこの感覚と同じように “great” を皮肉の意味として使ってます。
“great” 以外にもポジティブなのに皮肉としても使われる表現があります。
- Perfect.
- Wonderful.
- Nice.
- Fantastic.
- Awesome.
- Lovely.



基本的にポジティブな表現であれば、皮肉っぽい表現としても使えるって感じです。
皮肉の great の英語表現の使い方
では、皮肉として使う “great” の英語表現を例文で見ていきます。
The internet just went down. That’s great.
あーもう、ネット落ちた。ほんと最悪。
My flight got delayed, and to make it worse, I lost my bag. Great day.
飛行機が遅れて、さらにバッグも失くした。最悪の一日だ。
We’re out of gas in the middle of nowhere. Isn’t that just great?
どこかもわからんところでガス欠。マジ最悪じゃない?
A: Sorry, I can’t make it tonight.
A: ごめん、今夜行けなくなった。
B: Great. Now I have to go alone.
B: あーもう、一人で行くしかないじゃん。
A: I accidentally deleted the entire file.
A: 間違ってファイル全部消しちゃった。
B: Oh great. We needed that for the presentation!
B: うわぁ、あれプレゼンに必要だったのに。
A: The printer’s jammed again.
A: プリンターまた詰まってるよ。
B: Great. Just what I needed today.
B: マジかよ、今日に限ってって感じ。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
皮肉の意味で使う great の英語表現 まとめ
- あー最悪
- もう勘弁して
- やれやれ
本心では「良くない」と思ってるけど、逆に “great” と言って苦笑いだったり、ため息をつくといった感じ。
日本語にも「さすが」「助かる」など、実際とは逆の意味として使う皮肉っぽい表現は結構ある。
“great” 以外にもポジティブなのに皮肉としても使われる表現があります。
- Perfect.
- Wonderful.
- Nice.
- Fantastic.
- Awesome.
- Lovely.