席を詰めて欲しいときに「ちょっと横にずれてくれませんか?」って英語でなんて言ったらいいんだろう?
電車やバスで席が混雑しているとき、少し座れるスペースがありそうなときは、「ちょっと横にずれてくれませんか?」と他人に言うことがあるでしょう。
もしかすると、空気を読んで席を詰めてくれる人もいるかもしれませんが、そういった場面ばかりとも限りません。
そんなとき、英語で「ちょっと横にずれてくれませんか?」と言えますか?
意外と言えそうで言えないかも・・・!って人もいると思うので、今回はネイティブがよく使う「横にずれて」や「席を詰めて」の英語フレーズについてお届けします。
「横にずれて」や「席を詰めて」は英語で?
「横にずれて」や「席を詰めて」は英語で、
- scooch over
- scoot over
このように表現します。
“scooch over” の発音
“scoot over” の発音
あまり見慣れない単語が出てきていると思うので、意味を確認しておきましょう。
- scooch:短い距離を移動する
- scoot:素早く移動する
“scooch” と “scoot” は発音もさることながら、意味もすこし違います。
ですが、うしろに “over” の単語がつくことで、結果的にはどちらも「横にずれて」や「席を詰めて」の意味で使えます。
「ちょっとずれて」と「急いでずれて」の違いですが、どちらも少し移動するニュアンスがありますよね。
また、”over” をつけずに “scooch” や “scoot” だけでも使われることもあります↓(0:31)
“Could you scooch?” って言った後、みんな横にずれてますね。
ちなみに、 “scooch over” や “scoot over” の代わりに使える表現もあります。
- move over
- squeeze oneself in
一番シンプルに言い換えるのであれば、 “move” を使うのがいいでしょう。 “move over” と言うとよりネイティブっぽい響きになります。
“squeeze oneself in” の “squeeze” は「絞る」の他に、「ギュウギュウに詰める」や「無理やり割り込む」といった意味があります。
たとえば、 “Can I squeeze myself in?” であれば、「私を無理やり入れさせてもらえますか? = すこしずれてもらえますか?」といった意味になります。
「前・後ろ・上・下」へ移動してほしいときにも使える
ここまで、 “scooch” や “scoot” の使い方を見てきました。
実は、これらの単語を使うことで「横に移動する・横にずれる」だけではなく、「前・後ろ・上・下」に移動するときにも使えます。
- scooch/scoot forward:(座っている状態で)ちょっと前に移動
- scooch/scoot back:(座っている状態で)ちょっと後ろに移動
- scooch/scoot up:(寝ている状態で)ちょっと上に下が移動
- scooch/scoot down:(寝ている状態で)ちょっと下に移動
上記は、話し手から見たときの言い方です。
たとえば、 “Can you scooch back a bit?” は、相手に後ろへ移動してもらいたいとお願いしているので、「ちょっと後ろに下がってくれる?」という意味になります。
「横にずれて」や「席を詰めて」の英語表現の使い方
では、「横にずれて」や「席を詰めて」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
Excuse me, can you scooch over a bit?
すみません、ちょっとだけ横にずれてもらえますか?
Can you scooch back and make a little more room?
後ろに下がって、もう少しスペースを空けてくれませんか?
The street was flooded so I had to scooch over to the other side of the road to get through it
道路が冠水していたので、道路の反対車線に寄って通り抜けないといけなかった。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
「横にずれて」や「席を詰めて」の英語表現 まとめ
- scooch over
- scoot over
- scooch:短い距離を移動する
- scoot:素早く移動する
“scooch” と “scoot” を使って「前・後ろ・上・下」へ移動するときにも使える。
- move over
- squeeze oneself in