「自己肯定感」って英語でなんて言うの?
「自己肯定感」とは、文字通り「自分に満足しているか」。
実は、2018年の内閣府の調査によると、「自己肯定感」の比率が欧米人は80%なのに対して、日本人は40%ほどだそう。
欧米人の約半分!?
「自己肯定感」が高い・低いがすべてではありませんが、ここまで差があるのは正直驚きですよね。
ところで、日本で使われている「自己肯定感」という言葉ですが、場合によっては「うぬぼれ」という意味が含まれていることがありませんか?
これ、英語との解釈とはすこし違うんです。
ということで、「自己肯定感」の英語フレーズとその使い方、そして英語ではどういったニュアンスが含まれているのかについてお届けします。
「自己肯定感」は英語で?
「自己肯定感」は英語で、
self-esteem
このように表現します。
“self-esteem” の発音
“esteem” は「(人・人格・ものを)尊重する・尊敬する・重んじる」といった意味があります。
なので、 “self-esteem” で「自分自身を尊重する」ことから、「自己肯定感」の意味で使われています。
“self” と “esteem” の間にあるハイフン “-” は必要なので、省略しないようにしましょう。
日本語の「自己肯定感」には、「うぬぼれ」という意味が含まれることがあるという話をしましたが、英語の “self-esteem” について英英辞典を見ると、
belief and confidence in your own ability and value:
Cambridge
「自分の能力と価値に確信を持っていること」と書かれてあります。
基本的には、ネガティブな意味はなく、ポジティブに使われるんです。
“self-esteem” に似た意味の言葉に、 “pride” 「プライド」という言葉があります。
日本語でも馴染みがありますが、「自尊心・誇り」といった意味ですよね。
英英辞典を調べると、”pride” にはこんな風に書かれてあります。
the belief that you are better or more important than other people:
Cambridge
「自分が他の人よりも優れている、または重要であるという信念」
“pride” の方が、他人と比べて自分の方が優位である、といったニュアンスが含まれるんです。
「自己肯定感」の英語表現の使い方
では、「自己肯定感」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
We need to build our self-esteem.
我々は自尊心を高める必要がある。
The compliments Mike received after the big presentation boosted his self-esteem.
大きなプレゼンの後、マイクは褒められ自尊心が高まった。
A lot of criticisms had knocked her self-esteem. I wonder she is okay…
多くの批判にさらされ、彼女は自尊心を傷つけられた。大丈夫だろうか・・・。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
「自己肯定感」の英語表現 まとめ
self-esteem
“esteem” は「(人・人格・ものを)尊重する・尊敬する・重んじる」といった意味。 “self-esteem” で「自分自身を尊重する」ことから、「自己肯定感」の意味で使われる。
日本語の「自己肯定感」に含まれる「うぬぼれ」といったニュアンスは、 “self-esteem” にはない。