「ビビる」って英語で言いたいんだけど、パッと出てこないなぁ。
そんなお悩みに答えていきます。
「ビビる」は日本語で「怖がる」「ビクビクする」「怖気づく」といった意味の言葉。
恐怖の意味も含みますが、どちらかというと緊張や心配、気持ちの高まりなどからくる気持ちや感情を表します。
- 学校で課題の発表があってビビっている。
- 会社のプレゼンをしなくてはいけなくてビビっている。
- あいつ、ビビりだな。
このように、「ビビる」は日常的によく出てきます。
と、いうことで今回は「ビビる」の意味として日常会話で使える5つの英単語・フレーズを紹介します。
緊張や心配、気持ちの高まりから「ビビった」時に使えますよ。
- chicken out
- freak out
- startled
- scared
- get nervous
それぞれの英単語・フレーズには微妙なニュアンスの違いがありますが、基本的には「ビビる」の意味で使えます。
chicken out
“chicken out” という表現ですが、実は日本語でも同じような感覚で使っています。
- 怖気づく
- 臆病になる
といった意味があります。
実をいうと、英語でも “I’m chicken” という言い方があり「私は臆病者だ。」という意味になります。
“chicken” はこのように「尻込み」してしまうニュアンスがあるんです。
日本語の「チキる」もこれが語源ですね。
I usually chicken out when I speak up in public.
普段から公共の場で大きな声で話すことにチキってしまう。
He chickened out because he didn’t have enough brave to let her know how he feels.
彼は好きな人に気持ちを伝える勇気がなくてビビってしまった。
freak out
“freak out” は「パニックになる」といった強い恐怖や不安・驚きなどの状態を表すことから
- ビビる
- 動揺する
- 激怒する
の意味として使うことができます。
また、パニックになることから気が動転したり、怒りのニュアンスも含むことがあります。
“freak out” の文章の作り方は2通り
■主語自体が「ビビっている」状態の場合
【例】I’m freaking out.(私はビビっている)
この場合、主語の「I」である『私』自身が「ビビっている」状態になっています。
■主語が何かの対象を「ビビらせている」状態の場合
【例】That freaks me out.(それは私をビビらせる = 私はそれにビビります。)
この場合「You」が主語で、その「You」が「me」という対象を「ビビらせている」となります。
He just got freaked out with bad news.
彼は悪い知らせでビビった。
You are freaking me out!
あなたは私をビビらせている!= ビビらせないでよ!
startle
“startle” という表現は、
- びっくりさせる
- 怖がらせる
- 驚かせる
という意味があり、「恐怖」と「驚愕」が混在したときに使える表現です。
“surprise” と同じように使うこともできます。
You startled me.
あなたは私をびっくりさせた。(= 私はあなたにビビった)
A big noise startled birds and they run away.
大きな騒音は鳥たちをビビらせたので、彼らはどこかに行ってしまった。
scared
“scared” は「怖い」という意味の英単語ですが、
- 怯える
- 脅かされている
の意味で使うことができる表現。何かに脅かされて縮み上がったようなニュアンスがあります。
I’m scared of my boss.
私は上司にビビっている。
I’m too scared to do anything about it.
私は臆病で何もできない。
get nervous
“get nervous” には、
- (緊張して)ビビる
- (緊張して)アガる
本来 “nervous” は「緊張する」という意味があるので、緊張感のある場面で尻込みしてしまうときに使う「ビビる」を表現したいときに使えます。
She gets nervous about giving her presentation.
彼女はプレゼンについてビビっている。
「ビビる」「チキる」「びくびくする」の英語表現 まとめ
- chicken out
“chicken out” は日本語の「チキる」と同じように使うことができる。
- freak out
“freak out” は「パニックになる」のように、強い恐怖や不安・驚きなどの状態を表すときに使い、そこから「ビビる」の意味になる。また、“freak out” には「動揺する」「激怒する」といった意味で使うこともできる。
- startle
“startle” は「恐怖」と「驚愕」が混在した状況に使える英単語。 “surprise” と同じように使うこともできる。
- scared
元々は「怖い」という意味の英単語ですが、「ビビる」としても使える。
- get nervous
緊張した場面などで「ビビる」感覚や感情を持つときに使える。