「あべこべ」や「(物事の)順序が逆」って英語でなんて言うの?
日常生活で物事の順番が違ったり、逆になってしまうことはあります。
そんなとき、日本語だと「あべこべ」や「(物事の)順序が逆」といった言葉が使われますが、英語ではなんと言えばいいか知っていますか?
日本語のように端的に言える表現があればいいのですが、英語だとそうもいきません。笑
今回の英語フレーズは長いですが、イメージで理解すれば一字一句覚えなくても大丈夫!
早速、「あべこべ」や「(物事の)順序が逆」の英語表現や使い方について見ていきましょう。
「あべこべ」や「(物事の)順序が逆」は英語で?
「あべこべ」や「(物事の)順序が逆」の意味で使える英語は、
put the cart before the horse
このように表現します。
“put the cart before the horse” は直訳すると、「荷車(カート)を馬の前に置く」となります。
本記事のサムネイル(一番最初の画像部分)を見ていただくとわかりますが、本来は『馬→荷車』の順番のはずですが、『荷車→馬』と逆になってますよね。
つまり、本来あるべき姿や順番とは違っている、順番を完全に履き違えている状態のときに使われる表現となります。
馬が荷車を引いていない状態なので、本来の目的としては使うことができませんね。
ちなみに、「あべこべ」や「(物事の)順序が逆」の意味で使える英語フレーズはこんなのもあります。
The tail wagging the dog
この “The tail wagging the dog” は直訳すると「しっぽが犬を振っている」となります。
“wag” は「振る」の意味ですが、この意味がわからなかったとしても、このフレーズの意味を見ていただけると明らかにおかしいことに気づくはずです。
「犬がしっぽを振っている」のではなく、「しっぽが犬を振っている」となっていますね。本来は “The dog is wagging the tail” となるはず。
つまり、「本来のことと逆のことが起きている = 本末転倒、あべこべ」の意味になるわけです。
「あべこべ」や「(物事の)順序が逆」の英語表現の使い方
では、「あべこべ」や「(物事の)順序が逆」の意味である “put the cart before the horse” の使い方を例文で見ていきましょう。
He’s really putting the cart before the horse. It doesn’t make any sense.
彼は本当にあべこべだよ。矛盾してる。
A: You are pregnant but not married yet. Isn’t it putting the cart before the horse?
A: あなたは妊娠してるけど結婚していないよね。それって順序が逆なんじゃない?
B: Don’t judge me. I just want your support.
B: 批判はしないで。ただ応援してほしい。
A: Aren’t you putting the cart before the horse by deciding what to wear for the wedding before you’ve even been invited to it?
A: 結婚式に招待される前に服装を決めるのは、順番が逆じゃない?
B: That should be fine! I’m pretty sure I’ll be invited because she’s my partner in crime.
B: それはおそらく大丈夫。彼女は私のマブダチだから招待されるのは間違いないって。
「あべこべ」や「(物事の)順序が逆」の英語表現 まとめ
- put the car before the horse
“put the cart before the horse” は直訳すると、「荷車(カート)を馬の前に置く」
本来は『馬→荷車』の順番のはすが、『荷車→車』と逆になっている。
つまり、本来あるべき姿や順番とは違っている、順番を完全に履き違えている状態のときに使われる表現となります。