“hit the bricks” ってどういう意味?
“hit” という単語を使った英語表現はけっこう多くあります。
その中で、今回はこちらのネイティブ表現を紹介します。
“hit the bricks”
直訳すると「レンガを叩け」となりますが、ネイティブは別の意味で使います。
今回は “hit” の単語の意味がポイント。
どのような意味になるのか、よかったら是非想像しながら読み進めていってください。
hit the bricks の意味は?
“hit the bricks“ は、
- 外に出て行く
- あっち行け
こういった意味があります。
冒頭でも言いましたが、 “hit the bricks” は直訳すると「レンガを叩け」となります。
ここでのレンガは「石畳」を意味していて、「石畳の歩道を靴で叩け」=「外に行く」という意味で使われるお決まりの定型フレーズです。
また、 “hit” には色々な意味があります。
- 打つ、たたく
- ぶつかる、衝突する
- 〜に達する、〜に着く
- 出発する、行く
- 命中、的中
うわぁ、たくさんある・・・。
日本語に表すといろいろな意味があって覚えきれないと思いますが、基本的なコアイメージは「何かしらの目標に対してものが当たる(当てる)」です。
そこから文脈によって、 “It hits 40 degrees” で「40度という目標に対して、温度計がそのメモリに当たる」や、 “hit the bricks” で「石畳の歩道という目標に、人が靴で叩く」といった感じです。
「外に行く」は “go out” がもっとも一般的ですが、他にも同じ意味で使われるネイティブ表現は以下があります。
- hit the road
- get out of here
会話の中でよく使われますね。
そして、 相手にどこかに行って欲しいときに使うと、 “Hit the bricks!” で「あっちに行け」や「外でも歩いてろ」という意味にもなります。
「あっちに行け」の意味で使える英語表現は、他にもこんなのがあります。
- go away
- get lost
- fuck off
- take a hike
- get out of here
“get out of here” は先ほどの「外に行く」の場合でも使えますが、「あっちに行け」のときは強めの口調で言います。
ネイティブは “f*ck (フ○ック)” を使って “Get the f*ck out of here” と使うこともよくあります。
類似表現に注意! “hit a brick wall”
“hit the bricks” に似た英語フレーズに “hit a brick wall” というのがあります。
“brick” という単語を使っているので似たような、同じような意味になるような気もしてしまいますが、 “hit a brick wall” の意味は「行き詰まる」や「壁にぶち当たる」という意味。
この2つのフレーズが混同しないように気をつけましょう!
hit the bricks の使い方
では、 “hit the bricks“ の使い方を例文で見ていきましょう。
It’s time to hit the bricks.
そろそろ行く時間だ。
You know what, you’re crowding us. Hit the bricks.
いいか、お前ウザイぞ。あっち行け。
A: Man, this party’s stale. Don’t you think?
A: おい、このパーティーつまんないぞ。そう思わん?
B: Yeah, it’s so boring. Let’s hit the bricks.
B: ああ、退屈すぎる。行こうぜ。
hit the bricks の英語表現 まとめ
- hit the bricks
- 外に出て行く
- あっち行け
「外に行く」の意味で置き換え可能な表現
- hit the road
- get out of here
「あっち行け」の意味で置き換え可能な表現
- go away
- get lost
- fuck off
- take a hike
- get out of here