「ランニングマシーン」や「ルームランナー」って英語じゃないの?
「よしっ、筋トレをしよう!」と思って、ジムに入会することってありますよね。
ジムに行くと、ほぼ必ずと言っていいほど「ランニングマシーン」や「ルームランナー」が置いてあり、ウォーキングやランニングのために使ったりします。
「ランニングマシーン」や「ルームランナー」という言葉、カタカナで使われているので、当然英語でしょ!と思いきや、実は和製英語だということを知っていましたか?
ネイティブは別の言い方をするのですが、最近では日本でも使われるようになってきているので、 正しい表現をぜひ覚えておきましょう。
「ランニングマシーン」や「ルームランナー」は英語で?
「ランニングマシーン」や「ルームランナー」の意味の英語は、
treadmill
このように表現します。
“treadmill” の発音
「ランニングマシーン」や「ルームランナー」は “treadmill(トレッドミル)” と言います。
“tread” は「踏む」や「歩く」、 “mill” は「石うす」や「製粉機」といった意味があります。
コーヒー豆を挽く機会を「コーヒーミル」と言ったりするので、ピンときた人もいるかもしれませんね!
実は、昔の時代に「踏み車」という、人や家畜が板を踏むことを動力とする装置があり、その「踏み車」を使って穀物を挽いたりしていたみたいですね。
そして、その当時の名残りから、今では「ランニングマシーン」や「ルームランナー」のことを英語で “treadmill” と呼ぶようになったとのことです。
ちなみに、あまり頻繁ではありませんが、同じことの繰り返しのような単調な仕事・人生のことを “treadmill” と言うこともあるようです。
「クロストレーナー」はそのまま使えなくもないが・・・?
「ランニングマシーン」や「ルームランナー」などと同じように分類されるトレーニングマシンの中に、「クロストレーナー」というのがあります。
「クロストレーナー」とは、ハンドルを握ってペダルを動かす2つが連動したマシン。上記の画像のようなやつですね。
この「クロストレーナー」は、 “cross-trainer” から由来していますが、
elliptical
実際には、こっちの言い方が使われます。
“elliptical” の発音
「クロストレーナー」の中には、腕を動かすタイプのもの、腕を動かさないタイプのものとありますが、英語ではどちらも “elliptical” と言います。
「クロストレーナー」は “cross-trainer” から由来しているので、間違いというわけではありません。
なので、ネイティブにも一応通じますが、 “elliptical” の方がより一般的なんです。
“elliptical machine” のように “machine(マシーン)” を後ろにつけてもOKです!
「ランニングマシーン」や「ルームランナー」の英語表現の使い方
では、「ランニングマシーン」や「ルームランナー」の意味で使う “treadmill” の使い方を例文で見ていきます。
I always use a treadmill when I go to the gym.
ジムに行くときはいつもルームランナーを使っています。
I wish I could have a treadmill at home so that I can work out anytime I want.
家にランニングマシーンがあれば、いつでも好きな時にトレーニングができるんだけどな。
A: Which one do you prefer, treadmill or elliptical?
A: ルームランナーとクロストレーナー、どっちがいい?
B: I like treadmill better because I can change the inclination whenever I want.
B: トレッドミルの方が、好きな時に傾斜を変えられるから好きかな。
「ランニングマシーン」や「ルームランナー」の英語表現 まとめ
treadmill
“tread” は「踏む」や「歩く」、 “mill” は「石うす」や「製粉機」といった意味があり、昔の時代に「踏み車」という穀物を挽く装置があった。その装置が由来。
「クロストレーナー」とは、ハンドルを握ってペダルを動かす2つが連動したマシンは、 “elliptical”