「ジャストタイミング」って英語で通じないの!?
ちょうどいいタイミングのことを「ジャストタイミング!」と言ったりしますよね。
この「ジャストタイミング」という言葉ですが、正しい英語表現ではありません。和製英語なんです。
もしかすると日本で滞在したことのある外国人だったら、わかってくれるかもしれませんが、そういう人ばかりいるとは限りません。
ということで、「ジャストタイミング」の意味で使える正しい英語表現をしっかりと押さえておきましょう!
「ジャストタイミング」は英語で?
「ジャストタイミング」は英語で、
- perfect timing
- good timing
このように表現します。
“just” は「〜だけ」や「ちょうど」「ぴったり」といった意味があるので、 “just timing” も良さそうな気がします。
ですが、 “just” はどちらかというと文章を強調する単語(強調語)なので、文脈によって日本語の意味が変わってくるんです。
- I just bought a new iPhone. (新しいiPhoneを買ったばかりです。)
⇒ここでの “just” は「アイフォンを買った」ということを強調しています。なので、「買ったばかり」という日本語がしっくり来ます。
- I just wanted to let you know that I’m running late.(遅れていることをただ伝えたかった)
⇒ここでの “just” は「遅れているという事実を伝えたかった」ということを強調しています。なので、「ただ伝えたかった」という日本語訳になっています。
“just” のコアイメージは、
文章を強調するもの
これを覚えておくと、細かい意味をいちいち覚えなくても理解しやすくなるはずです。
一方で「ジャストタイミング」だと “timing” をただ強調しているだけになるので、その “timing” がどういったタイミングなのかはわかりません。
「ちょうど良いタイミング」や「完璧なタイミングで」という意味で使いたければ “perfect timing” や “good timing” と言う必要があります。
どういうタイミングなのか具体的に説明をするイメージを持つといいかもしれません。
perfect timing / good timing の使い方
では、「ジャストタイミング」の英語表現にあたる “perfect timing” や “good timing” の使い方を例文で見ていきましょう。
Perfect timing! I was just about to call you.
丁度よかった!今電話しようと思っていたところでした。
A: When does the next train arrive?
A: 次の電車はいつ来るの?
B: I think it coming soon… Look! Good timing!
B: もうすぐだと思うんだけど…。見て!グッドタイミング!
A: There you are! Have you been waiting long?
A: いたいた!待った?
B: I just got here myself.
B: 私も今着いたところだよ。
A: Oh, it’s perfect timing then!
A: あら、じゃあ丁度良いタイミングだったね!
「ジャストタイミング」の英語表現 まとめ
- perfect timing
- good timing
「ジャストタイミング」は「ちょうど良いタイミング」や「完璧なタイミングで」という意味なので、このような表現となる。
“just” は文章を強調する単語(強調語)と覚えておく!