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「女性蔑視・差別」は英語で?

気になる人

「女性蔑視」って英語でなんて言うんだろう?

そんな疑問に答えていきます。

オリンピックの組織員会の会長だった森さんの発言が女性蔑視ではないか、と話題になりました。

「女性蔑視」とは、女性に対する性差別、女性らしさに対する偏見などのこと。

近年では、ジェンダーレスの社会を目指していこうという動きが高まってきていますが、まだまだ性別による不平等さや偏見も多いのが現状です。

今後さらに注目される問題でもあるので、英語でどう表現すれば言えばいいか最低限押さえておいた方がいいでしょう。

ということで、「女性蔑視」の英語表現を見ていきましょう。

もくじ

misogyny

“misogyny” にはこんな意味があります。

女性や女らしさに対する嫌悪や憎悪

この表現には、そもそも女性や女らしい行動や行為を毛嫌いしている気持ちの他に、男は女よりも優っているといった意味が込められています。ただ単に「女嫌い」という意味にも使われることがあります。

読み方は『ミッソジニィ』で、上記の意味やニュアンスから、日本語の「女性蔑視」の意味としても使われます。

このように “misogyny” を意味する表現がある反面、「男性や男らしさに対する嫌悪」を “misandry” と言い、「女性や女らしさを愛好する」ことを “philogyny” と言います。

ちなみに「女性や女らしさを嫌悪する人物」を “misogynist” という表現があります。 “~nist” は「〜者」や「〜ニスト」のように、その職業のプロを表す時に使われる言葉が後ろについています。

The way he talks and acts, I can tell you that the guy is definitely misogyny.
彼の話し方や行動からして、間違いなく女性蔑視してると言える。

He talks down to women and treats them really badly in general. He must be a misogynist.
彼は女性に上から目線だし、接し方も感じ悪い。男性の方が女性より優っていると思っているタイプに違いない。

discrimination against women

ちょっと長めの英語表現になってしまうのですが discrimination against women という表現もあります。

この表現はフレーズなので、各単語ごとに意味を見てみましょう。

  • discrimination:差別、区別、分別
  • against:〜に対して
  • women:女性

上記から「女性に対する差別、区別」となり「女性蔑視」という意味になるといった感じです。

“discrimination about women” と同じような意味で “female discrimination” という表現も使われます。

また、 “discrimination” は女性に対する差別だけでなく、他の差別に対しても使われます。

discrimination のいろいろ
  • racial discrimination:人種差別
  • sexual discrimination:性差別
  • age discrimination:年齢差別
  • disability discrimination:障害者差別

“discrimination” は名詞ですが、 “discriminate” は動詞で「差別する・区別する」の意味があり、これも英会話の中でよく使われるので覚えておきましょう。

Women would be difficult to get promoted for some reason, but that’s totally discrimination against women.
女性は何かしらの理由で昇進しにくいけど、それは完全に女性蔑視だよね。

International students sometimes got discriminated by some people.
留学生はときどき一部の人から差別を受けることもあります。

That’s unacceptable to discriminate against women just because they are women.
女性だからという理由だけで女性に対して性差別するのは受け入れられない。

【関連記事】 “unacceptable” は日本語の「NG」の意味として使える言葉

sexist remarks / sexist comments

今度は「女性蔑視発言」について見ていきます。

「女性蔑視発言」の英語表現で一般的に記事で使われているのが “sexist remarks”

この “sexist remarks” は、直訳すると「性差別発言」となります。これは「女性蔑視」だけに限った表現ではなく、性差別すべてに対して使える表現なんです。

“remarks” は “comments” に置き換えるできます。

Don’t say something like that. That’s a sexist comment.
そういうことは言ってはダメです。それは性差別発言ですよ。

He denied stepping down from his position first, but he decided to resign over sexist remarks after all.
彼は最初、今の役職をやめることはしなかったが、結局、性差別発言によって辞任した。

【関連記事】「辞める・辞任する」は英語で?

derogatory comments about women

これも「女性蔑視発言」についての表現。さきほどの “discrimination against women” と同じように長いフレーズですね。

各単語ごとに意味は以下のとおり。

  • derogatory:軽蔑的な、見くびった
  • comments:コメント、言動
  • about:〜について
  • women:女性

そのまま訳すと「女性についての軽蔑的な言動」となり「女性蔑視発言」という意味になるんですね。

“comments” は “remarks” に置き換えることもあります。

He made some derogatory comments about that girl.
あの女の子についていくつか軽蔑的なことを言った。

She was really upset by derogatory remarks about her appearance.
彼女は見た目についての軽蔑な発言に傷ついた。

「女性蔑視」の英語表現 まとめ

  • misogyny

女性や女らしさに対する嫌悪や憎悪

この表現に含まれるニュアンス

  • 女性や女らしい行動や行為を毛嫌いしている気持ち
  • 男は女よりも優っている
  • ただ単に「女嫌い」
  • discrimination against women
  • discrimination:差別、区別、分別
  • against:〜に対して
  • women:女性

“female discrimination” も同じような意味で使われる。

“discrimination” は名詞。

“discriminate” は動詞で「差別する・区別する」の意味。

  • sexist remarks / sexist comments

「女性蔑視発言」の英語表現で一般的に記事で使われているのが “sexist remarks”

直訳すると「性差別発言」だが、これは「女性蔑視」だけに限った表現ではなく、性差別すべてに対して使える表現。

  • derogatory comments about women
  • derogatory:軽蔑的な、見くびった
  • comments:コメント、言動
  • about:〜について
  • women:女性

直訳は「女性についての軽蔑的な言動」となり「女性蔑視」という意で使える。

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