「(〜する)価値がある」って英語でなんて言う?
先日、どんなノートパソコンを購入すればいいか悩んでいる友人が僕に相談をしてきたので、
「しばらく買い替える気がないなら、スペックのいいものを買う価値はあるよ」
と自分の経験も踏まえてアドバイスしました。
人によって考えの違いはありますが、時間や労力、お金などを費やす価値があると思ったときに「(〜する)価値がある」と言ったりすることってありますよね。
今回は、そんなときにネイティブがよく使う「(〜する)価値がある」の英語表現について見ていきます。
「(〜する)価値がある」は英語で?
「(〜する)価値がある」は、
- It’s worth it
- It’s worth doing
このように表現します。
“It’s worth it“ の発音
“It’s worth doing“ の発音
“worth” は名詞で「価値」という意味があります。
“It’s worth it“ は、役立つ、有益な話がすでに話題に上がっていて、それを踏まえた上で「それは価値がある」と言いたいときに使います。
特に、「実質的に価値がある」ときなどに使われます。
たとえば、
It’s really tough to climb up to the top of the Mt. Fuji but it’s worth it.
富士山の頂上にまで登るのはとても大変だけど、その価値はある。
このように、「〜だけど、その価値はある」のように、事前に何の話をしているかわかるときに “It’s worth it” のように “worth” のあとに “it” を使って表現します。
“climbing up to the top of the mountain” を “it” に置き換えてるってことですね。
一方、 “It’s worth doing“ は「〜する価値がある」という意味で、 “It’s worth reading” 「読む価値がある」や “It’s worth seeing” 「見る価値がある」といった感じで使われます。
ちなみに、 「試してみる価値はある」と言うときは、
- It’s worth a try
- It’s worth a shot
“a try” や “a shot” のように “it” の代わりに名詞を入れて、上記のようにネイティブはよく使います。
“It’s worth a try” の代わりに “It’s worth trying” と言うこともできますが、 “It’s worth a try” の方がよりカジュアルな響きがあり、使われる頻度も高めです。
ちなみに、 “It’s worth shooting” は使われません。
It’s valuable には「役に立つ」というニュアンスがある
他にも「(〜する)価値がある」は、
It’s valuable
このように表現します。
“It’s valuable“ の発音
“valuable” は形容詞で「価値のある」という意味があります。
“worth” と似たような意味ですが、少しニュアンスが違うのがポイント。
“valuable” は、特に「役立つ」「高価な」「貴重な」といったときに使われます。
“valuable” の方が、主観的な意見・感情が入っているニュアンスが強いですね。
“It’s valuable“ だけでも使われますが、必ずしもこのパターンに限ることはありません。
また、 “It’s valuable it” や “It’s valuable doing” のような使い方はしないのにも注意です。
「(〜する)価値がある」の英語表現の使い方
では、「(〜する)価値がある」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
This book is amazing! It’s worth reading.
この本はすごい!読む価値はあるよ。
Get over your ex for good! He’s not even worth it.
元恋人のことはもう(永遠に)吹っ切りなよ!彼には(君が引きずるほど)価値なんてない。
A: What do you think of this idea?
A: このアイデアはどうだろう?
B: I think It’s a cool idea. It’s worth a try.
B: いいアイデアだと思う。試してみる価値はあると思うよ。
These antiques are extremely valuable. I have to be carful every time I touch them.
これらの骨董品は大変貴重なものだ。触るたびに慎重にならざるを得ない。
その他の表現はいかがでしょうか?↓
「(〜する)価値がある」の英語表現 まとめ
- It’s worth it
- It’s worth doing
特に、「実質的に価値がある」ときなどに使われます。
「試してみる価値はある」と言うときは、
- It’s worth a try
- It’s worth a shot
It’s valuable
“valuable” は、特に「役立つ」「高価な」「貴重な」といったときに使われます。