「〜して頂けたら幸いです」って英語でなんて言うの?丁寧にお願いする表現を知りたい。
何かを相手にお願いするとき、
“Can you ~ ?”
“Could you ~ ?”
これらは、日常会話でよく出てくる定番表現。
ですが、他にも「何かをお願いする」ときに使う英語フレーズは多くあります。
その中でも、メール・チャットなど文面で使われることの多く、決まり文句として知られている表現があります。
直接的というよりも、やや遠回しにお願いをする言い回し。
なので、ビジネスなど丁寧に相手に依頼をするときにも使える表現ですよ!
「〜して頂けたら幸いです」は英語で?
「〜して頂けたら幸いです」は英語で、
I would appreciate it if you could ~
このように表現します。
“I would appreciate it if you could ~” の発音
“I would appreciate it if you could ~” は決まり文句として使われる英語フレーズ。
長いフレーズですが、2つのフレーズのかたまりに分けて考えると、わかりやすいです。
I would appreciate it + if you could ~
“I would appreciate it” は直訳すると、「私はそれに感謝するでしょう」です。
“would” は “will” の過去形で、仮定の話をするとき(仮定法)にネイティブはよく使います。
“I appreciate it” は「私は(それに)感謝します」なので、 “would” を入れることで「(おそらく)私は感謝するだろう」という仮定を話していることになります。
そして、 “if you could ~” は「もし、あなたは〜をしてくれるなら」という意味。
“could” は先ほどの “would” と同様、仮定の話によく出てきます。
“can” の過去形なので、「〜できる」という可能性を言い表します。
たとえば、”if you could do it” なら、「もし、あなたがそれをしてくれるなら(できるなら)」となります。
では、2つのかたまりを組み合わせてみます。
“I would appreciate it if you could ~“
「もし、あなたは〜をしてくれるなら、私は(それに)感謝するでしょう」
となり、シンプルに言い表すと「〜して頂けたら幸いです」という日本語の意味になります。
カジュアルな場面では、 “I would” を “I’d” と略すことも多いですね。
“I would appreciate it if you could ~” は、以下の表現に言い換えることもできます。
It would be appreciated if you could ~
“I would appreciate it if you could ~” と形は似ていますが、 “It” が主語になっています。
“it” が主語なので、日本語だと「それは感謝されるでしょう」となりますが、この表現そのものが発話者の言葉なので、「私はそれに感謝するでしょう」という意味になります。
あまり日本語で考えすぎず、決まり文句だと思って覚えてしまうのがオススメ。
「〜して頂けたら幸いです」の英語表現の使い方
では、「〜して頂けたら幸いです」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
I’d appreciate it if you could help me do my homework.
宿題を手伝ってくれるとありがたいです。
We would really appreciate it if you could consider our proposals.
私たちの提案をご検討頂けたら幸いです。
A: I’d appreciate it if you could let me know in advance whether or not you will be coming to the party.
A: パーティに来るかどうか事前に知らせもらえると助かるな。
B: You got it! I’m pretty sure that I can make it but I’ll let you know once it’s confirmed.
B: わかった!ほぼ間違いなく大丈夫だと思うけど、確定したら知らせるよ。
「〜して頂けたら幸いです」の英語表現 まとめ
I would appreciate it if you could ~
長いフレーズなので、2つのフレーズのかたまりに分けて考えるといい。
I would appreciate it + if you could ~
直訳は「もし、あなたは〜をしてくれるなら、私はそれに感謝するでしょう」となり、結果的に「〜して頂けたら幸いです」の意味で使われる。