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「bear = クマ」だけじゃない “bear” の意味と正しい使い方8つ

気になる人

「bear = クマ」という意味だけじゃないの?

“bear” といえば「Teddy bear(テディベア)」など、動物の熊(クマ)をイメージすると思います。

ですが、この “bear” という単語にはいろいろな意味があり、ネイティブは以下の意味で使うこともあります。

  • 運ぶ、持っていく
  • 耐える、我慢する
  • 支える、耐えられる
  • 産む・出産する
  • 実がなる、実をつける
  • (ある方向に)向かう
  • ふるまう

ということで、 「熊」の意味だけじゃない “bear” の意味と使い方を合わせてお届けします。

もくじ

「熊(クマ)」の意味の bear

まず押さえておきたい “bear” のよく知られている意味が、

熊、クマ

山や森にいるフサフサしてるあの動物のことですね。

I saw a bear yesterday.
昨日、熊を見たよ。

The black bears go down and get ready for their winter naps.
黒い熊は下に降りて冬眠の準備をする。

「運ぶ・持っていく」の意味の bear

“bear” の意味の中でよく使われるのが、

  • 運ぶ
  • 持っていく

“bear” は「持つ」や「運ぶ」という意味があり、 “carry” の代わりに使うことができます。

Taka

“carry” よりも “bear” の方が抽象的です。

「持つ・運ぶ」といった意味から派生して、“bear arms”「(武器などを)所有する、武装する」という意味で使われることもあります。

My whole family all arrive at the house bearing gifts at Christmas.
私の家族全員はクリスマスにプレゼントを持ってくる。

Bearing arms is people’s right in the states.
武器を所有することはアメリカでは人々の権利だ。

「耐える・我慢する」の意味の bear

他にも “bear” でよく使われるのが、

  • 耐える
  • 我慢する

“bear” がなぜこのような意味で使われるか、いろいろと調べて見ましたが不明でした。

もしかすると先述の「持つ・運ぶ」という動作をするときに、耐えたり我慢することがあることから、このような意味に派生してるのかもしれませんね。

I can’t bear to hear others bitching about John.
ジョンについて他人が悪口を言っているのが耐えられない。

A: Some people say that celebrities should accept public criticism, but I don’t think so.
A: 人によっては有名人は世間の批判を受け入れるべきだと言うが、私はそうは思わない。


B: I couldn’t agree more. It doesn’t matter how famous they are, we are all human beings.
B: めっちゃ同意です。彼らが有名かどうかは関係ない。私たちはみんな同じ人類だ。

「支える」の意味の bear

先ほどの「耐える・我慢する」から派生して、

  • 支える
  • 耐えられる

「重さや荷重に耐えられる・支えることができる」といった意味で使われることがあります。

I don’t think this wall can bear the weight of the roof.
この壁は屋根の重みに耐えられないと思う。

This chair might not bear any weight because it’s too fragile.
このイスはもろすぎていかなる重みにも耐えられないかもしれない。

「産む・出産する」の意味の bear

意外と知られていないのが “bear” は動詞で、

  • 産む
  • 出産する

こんな意味があります。

「私は東京生まれです。」のように、自分の出身地を言うときに使われる “I was born in Tokyo”“born” は、 “bear” の過去分詞形なんです。

bear – bore – born 【現在形 – 過去形 – 過去分詞形】

(”born” は “borne” と表記することもあります。)

とはいえ、「産む・出産する」“bear” を使って表現することは少なめ。代わりに以下の表現が使われます。

  • to give birth
  • to have a baby

これらは口語表現で会話でよく使われます。

「産む・出産する」の意味で使う “bear” はどちらかというと新聞や本などで使われる文語的な表現。

Women bear children.
女性は子どもを産む。

She bore 5 children before she turned 40 years old.
彼女は40歳になるまでに5人の子どもを産んだ。

「実がなる、実を結ぶ」の意味の bear

「産む」や「出産する」から派生した表現で “bear” は、

  • 実がなる
  • 実を結ぶ

このような意味でも使われます。

動物に対して「(何かが)産まれる」という意味で使うので、植物の場合は「実や花をつける」という意味になります。

人に対して「感情を抱く、感情が芽生える」的な使い方をすることもあります。

The pear tree I planted hasn’t born fruit yet.
私が植えた梨の木はまだ実をつけていない。

Our effort didn’t bear fruit.
私たちの努力は実を結ばなかった。

「(ある方向に)向かう」の意味の bear

ここまで “bear” の表現をいろいろと見てきましたが、

(ある方向に)向かう

という意味もあります。

道などを伝えるときに「〇〇の方向」に向かうといいよ、と言いたいときなどに使えます。

Just bear right a little bit so you will see Tokyo Dome.
ちょっと右の方へ行くと東京ドームが見えるよ。

A: How do I get to the station?
A: どうやって駅に行ったらいい?


B: After you go past the small park, keep bearing left.
B: 地位穴公園を通り過ぎたら、左方向に行けばいけるよ。

「ふるまう」の意味の bear

最後に “bear” の意味で覚えておきたいのが、

ふるまう

どこか大事な場所にいったときの行動や立ち振る舞いなどを表現したいときに使うことができます。

He bore himself well at the party.
パーティで堂々と立派に振る舞った。

「bear = クマ」だけじゃない英語表現 まとめ

  • bear の意味
  • 熊・くま
  • 運ぶ、持っていく
  • 耐える、我慢する
  • 支える、耐えられる
  • 産む・出産する
  • 実がなる、実をつける
  • (ある方向に)向かう
  • ふるまう
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もくじ