怒りが一気にこみ上げる「キレる・カッとなる」は英語でなんて言うの?
そんな疑問に答えていきます。
「キレる・カッとなる」は怒りの感情が高ぶって激昂したり、我慢の限界を超えるときに表す言い方。
通常の「怒る」と同じ感情ですが、理性的ではない行動をする感じがあります。
このように「怒る」の中でも「キレる・カッとなる」の英語表現があるので、しっかりと覚えておきましょう。
lose one’s temper
“lose one’s temper” は直訳すると「冷静さを失う」となります。
“temper” には「気分」「冷静」といった意味があり、それらを失う(lose) ことから「キレる・カッとなる」といった意味になります。
“lose” と “temper” の間に所有格の “one’s” が入ります。
lose one’s temper
“temper” を “it” に置き換えて “I lost it” と表現することもよくあります。 この場合は “one’s” はなくなります。
ちなみに “temper” を使った表現は他にもあります。
- have a short temper:短気な性格を持っている
- have a temper:怒りっぽい気質を持っている
She lost her temper and stormed out.
彼女はカッとなってその場から出ていった。
Everyone started giving me a hard time. So, I lost it.
みんな俺にキツく当たってきた。だからキレたんだ。
I don’t know what happened to him, but he totally lost it. He must have a temper.
彼に何が起こったかわからないけど、彼は完全にキレてたな。彼は怒りっぽい性格に違いない。
snap
“snap” は「パチンと音を立てる」の意味があり、指パッチンやフィンガースナップのことを指します。
その動作のパチンという様子から、「キレる・カッとなる」の意味として使われます。
“snap” はスラング表現なので、カジュアルな場面で使うのが一般的。
My wife keeps nagging me about anything that I do. So, I snapped.
妻が何をするにもガミガミ言ってくる。だからカッとなった。
John makes fun of me all the time. So, I finally snapped.
ジョンは私のことをいつもからかうんだ。ついにキレたよ。
blow up
“blow” は「吹く」という意味ですが、 うしろに “up” がつくと「破裂する」や「爆発する」といった意味なり、そこから転じて「キレる・カッとなる」の意味として使われます。
イライラする出来事が積み重なり、それまで我慢してきたことに耐えられず怒りを一気に爆発させるといったイメージ。
風船が膨れ上がってパチンと割れる感じを想像するといいかもしれませんね。
先ほども触れましたが、 “blow up” は以下の意味でも使われます。
- 風船や車などの空気を入れる・膨らませる
- 爆発・破裂
My boss blew up and went off on me for no reason.
上司がキレて私に怒りをぶつけたきた。
A: Wow, the tennis player just blows up over the chief umpire’s incorrect call.
A: わお、あのテニス選手は主審の判定にキレてるな。
B: Yeah, I’ve never seen him losing his temper like that before.
B: そうだね、彼があんな風にカッとなっていることを今まで見たことなかった。
「キレる・カッとなる」は英語で まとめ
- lose one’s temper
“lose one’s temper” は直訳すると「冷静さを失う」となり、そこから転じて「キレる・カッとなる」として使える。
“temper” を “it” に置き換えて “I lost it” と表現することもある。
基本フレーズ
lose one’s temper
- snap
“snap” は「パチンと音を立てる」の意味があり、指パッチンやフィンガースナップなどの動作から「キレる・カッとなる」の意味として使われる。
“snap” はスラング表現なので、カジュアルな場面で使うのが一般的。
- blow up
“blow” は「吹く」という意味だが、うしろに “up” がつくと「破裂する」や「爆発する」といった意味なり、「キレる・カッとなる」の意味として使える表現。