とっさの「危ない！」は “Dangerous!” ではない？なんて表現する？

「危ない」や「危険」と聞くと “dangerous” を思い浮かべる人も多いでしょう。

では、こんなシーンを想像してみてください。

こういった場面でも「危ない！」と言いますよね。

なんとなく “Dangerous!” と言いたくなりますが、ネイティブはこのように表現しません。

今回は、とっさの「危ない！」を表す英語フレーズをご紹介します。

「危ない！」は英語で？

「危ない！」は、

このように表現します。

“watch” や “look” は「見る」ですよね。

肝心なのは “out” の意味。

日本語でも「アウト」は使いますが、もっとも多いのは「〜の外」の意味。

ですが、英語の “out” には以下のニュアンスがあります。

“Watch out!” や “Look out!” は「はっきり見て！」のニュアンスで「危ない！」に相当する英語フレーズとして使えます。

“Watch out!” や “Look out!” のように単発で使うこともありますが、以下のように使うこともあります。

Watch out for 気を付けること

“for” の後に「気を付けること」で、特定のもの・状況に注意を払うように促すことができます。

「危ない！」よりも「気をつけて！」のニュアンスが近いですね。

Watch out for the hot pan!
熱いフライパンに気をつけて！

Watch out for yourself.
自分に気をつけて。（＝ 体に気をつけて）

Look out for slippery patches on the sidewalk when it rains.
雨上がりに歩道の滑りやすい箇所に気をつけてね。

Watch your 体の部位 で表す「危ない」

また、具体的にどの部分が「危ない」か相手に伝えることができます。

Watch your 体の部位

このフレーズを使う場合は “Watch” のみ。 “Look” は使いません。

Watch your head!
頭に気をつけて！

Watch your step!
足元に気をつけて！

「危ない！」の英語表現の使い方

では、「危ない！」の英語表現を例文で見ていきます。

Watch out! There’s a car coming!
車が来てるよ、気をつけて！

Watch out! The floor is wet.
気をつけて！床が濡れているよ。

Look out! The ball is coming!
注意！ボールが来るよ！

Watch your back! That chair might tip over.
背中に気をつけてね！その椅子倒れるかもしれないから。

A: Watch your head! The doorway is low.
A: 頭に気をつけてね！ドアの高さが低いから。


B: Thanks for the heads up. I almost bumped into it.
B: 教えてくれてありがとう。もう少しでぶつかるところだったわ。

A: Watch your feet! There are cables on the floor.
A: 足元に気をつけて！床にケーブルがあるよ。


B: Thanks for letting me know. I almost tripped over them.
B: 教えてくれてありがとう。もう少しでつまづくところだった。

他の表現はいかがでしょうか？↓

「危ない！」の意味と使い方3つ まとめ