「ドラキュラ」は英語でも伝わる?
もうすぐハロウィンですね。
仮装といえば、オバケや魔女・ゾンビ・ガイコツ、そしてドラキュラはわりと定番なラインナップですが、「ドラキュラ」という名前から、なんとなく英語で伝わりそうな気がしませんか?
実を言うと、英語の “Dracula” と言っても、必ずしも「吸血鬼」のことを指すとは限らないんです。
「ドラキュラ」「吸血鬼」の英語は?
日本語の「ドラキュラ」「吸血鬼」を表す英語は、
vampire
このように表現します。
“vampire” の発音
日本語でも「バンパイヤ」や「バンパイア」と言ったりもしますが、発音は「ヴェンパイア」が近いと思います。
「ヴァ」の音は、下唇を噛みながら「バ」と言ってみると出しやすいはず。
なので、「ドラキュラの仮装」は “vampire costume” ですし、「ドラキュラの歯(牙)」は “vampire teeth” や “vampire fangs” といった具合で表現します。
ドラキュラ(Dracula)は英語で伝わらない?
一般的な「吸血鬼」に対応する英語は “vampire” でした。
一方、 “Dracula” は一般的な「吸血鬼」の意味ではなく、ある吸血鬼の「名前」なんです。
1897年に発表されたホラー小説「吸血鬼ドラキュラ(Dracula)」に登場する吸血鬼の名前がこの “Dracula” というわけです。
“Dracula” の発音
時代の流れとともに、いつの間にか「ドラキュラ」という名前が「吸血鬼」の代名詞になってしまってますが、 “Dracula” がすべての「吸血鬼」を意味するわけではないんです。
「吸血鬼 = ドラキュラ」だと思っていた方も多かったんじゃないでしょうか。
このように、『固有名詞』があるもの・存在のすべてを指すようになるケースは多くあり、「ホッチキス」などもその例の1つです。
「ドラキュラ」「吸血鬼」の英語表現の使い方
では、ハロウィンにちなんだ「ドラキュラ」「吸血鬼」の英語表現を例文で見ていきます。
My daughter wants to be a vampire princess this year.
娘は今年、吸血鬼のプリンセスになりたがっている。
For Halloween, I’m dressing up as a vampire with a long cape and sharp fangs.
ハロウィンで長いマントと鋭い牙を持つ吸血鬼に仮装するつもりだ。
I need to buy some fake blood for my vampire costume.
吸血鬼の仮装をするために、偽物の血を買う必要があります。
Vampires are always a popular choice for Halloween costumes.
吸血鬼はハロウィンの仮装としていつも人気がある。
A: Can you help me put on my vampire makeup?
A: 吸血鬼のメイクを手伝ってくれる?
B: Sure! I’ll make it look really spooky.
B: もちろん!とても怖い感じにしてあげるね。
A: I can’t decide between a witch and a vampire costume.
A: 魔女と吸血鬼のコスチュームのどちらにするか決められない。
B: Go for the vampire! It’s classic and always a hit.
B: 吸血鬼にしなよ!クラシックだし間違いないから。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
「ドラキュラ」「吸血鬼」の英語表現 まとめ
vampire
日本語では「バンパイヤ」や「バンパイア」と言ったりするが、発音は「ヴェンパイア」が近い。
「ドラキュラの仮装」は “vampire costume” 、「ドラキュラの歯(牙)」は “vampire teeth” や “vampire fangs” と表現。
一方、 “Dracula” はある吸血鬼の「名前」で、一般的な「吸血鬼」の意味で使われない。
つまり、「吸血鬼 ≠ ドラキュラ」。