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メールや公式の文書で「ご担当者様」や「関係者各位」って英語でなんて言ったらいいの?
相手とのやり取りにメッセージアプリを使うことは多いですが、ビジネスの場面ではメール・手紙でコミュニケーションを取ることがよくあります。
特に、初めての相手と連絡を取るときに、その相手の名前がわからないため「ご担当者様」という言葉を使うという方は多いかもしれません。
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誰か特定の人というより、不特定(多数)の人に対して幅広く使えるニュアンスがありますよね。
このように、不特定(多数)に対して使う「ご担当者様」や、特にビジネス文書でよく使われる「関係者各位」といった言い方、英語でなんと言うでしょう?
今回は、そういったときに使える英語フレーズをお届けします。
「ご担当者様」や「関係者各位」は英語で?
「ご担当者様」や「関係者各位」は英語で、
To whom it may concern
このように表現します。
“To whom it may concern” の発音
“To whom it may concern” は「ご担当者様」や「関係者各位」を意味する決まり文句フレーズ。
文頭が “to” から始まるのに違和感を感じるかもしれませんが、「〜へ」や「〜宛て」という意味があり、直訳すると「関係しているかもしれない方へ」といった感じになります。
この “To whom it may concern” は、以下の場面でよく使われます。
- 企業などへのお問合せ
- 社内向けの通達
- カバーレター
- 紹介、状推薦状
- 新規、見込み顧客への案内メール
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社内向けの通達だと、 “Dear All” が使われることもよくありますね。
ビジネスの場面で使われるイメージが強いですが、企業のカスタマーサービスに初めて連絡するときなど、日常的にもネイティブは使うんです。
表記についてですが、 “To whom it may concern” とする場合もあれば、 “To Whom It May Concern” のように、各単語の頭文字を大文字にする場合もあります。
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厳密に言えば、 “To Whom It May Concern” が正しい表記とされています。
また、 “To Whom It May Concern” 以外に “Dear Sir or Madam (Dear Sirs and Madams)” という言い方もあり、特にイギリスあたりで使われることが多いと言われています。
とはいえ、やや古風な言い回しでもあるので、使われる機会は減ってきているようです。
「ご担当者様」や「関係者各位」の英語表現の使い方
では、「ご担当者様」や「関係者各位」を意味する英語フレーズの使い方を例文で見ていきましょう。
To Whom It May Concern: I would like to know the current status of my application.
ご担当者さまへ:私の申し込みについての現在の状況を知りたいのですが。
To Whom It May Concern, John was an excellent employee during his five years at ABC company.
関係者各位、ジョンはABCカンパニーに勤務した5年間、優秀な社員でした。
To Whom It May Concern: The T-shirt I got is the wrong size. I would like to replace the correct one as soon as possible.
ご担当者さまへ:届いたTシャツのサイズが合っていません。できるだけ早く正しいサイズに交換して欲しいです。
「ご担当者様」や「関係者各位」の英語表現 まとめ
To whom it may concern
直訳すると「関係しているかもしれない方へ」といった感じになるが、 “To whom it may concern” は「ご担当者様」や「関係者各位」を意味する決まり文句フレーズ。
主に使われる場面
- 企業などへのお問合せ
- 社内向けの通達
- カバーレター
- 紹介、状推薦状
- 新規、見込み顧客への案内メール