“So be it” って文法的にもなんか変だし、日本語の意味がピンとこないんだけど、どういう意味??
そんな疑問にお答えします。
“So be it” はネイティブが英会話で使う表現。
海外ドラマや映画のセリフで、“So be it” と聞き覚えがあるかもしれません。
ただ、一般的な英語の文法ではないため、日本語の意味ってなんだろう?と思う人も多いはず。
本記事では “So be it” の使い方や文法についても解説していくので、意味やニュアンスと合わせて確認しておきましょう。
So be it の意味
“So be it” の以下のような意味になります。
- じゃあそうすれば
- 好きにすればいい
- それならそれでいい
上記の意味の共通となるコアイメージは、
発言者が相手(または現状)にあきれている
※『発言者』は自分だけに限らず、対象となる人物、その話の主語となる人物も当てはまります
So be it の使い方
では次に “So be it” の使い方です。
- 相手に愛想を尽かして突き放す時
- 現状を受け入れる時
この表現は、上記の2つの場面で主に使われます。
では、1つずつ意味を見ていきますね。
場面①:相手に愛想を尽かして突き放す時
相手が言ったこと・行動したことに対してあきれている状態。すでに諦めている感じですね。
「じゃあそうすれば」「好きにしろ・勝手にしろ」といった日本語訳が当てはまります。
If you wanna quit your job, so be it!
もし仕事を辞めたいなら、勝手しろ!
If you walk away from me, so be it.
もし私から離れたければ、そうすれば。
場面②:現状を受け入れて覚悟を決めた時
すでに何かが起こっているかもしれないが、その状況を受け入れることにした状態。
断念や諦め、(しぶしぶ)承諾のようなニュアンスが含まれます。
「それならそれでいい」「そういうことならそうしよう」といった日本語訳が当てはまります。
The last time I saw my girlfriend, she said she never wanted to see me again. So be it.
最後に会った時に彼女がもう二度と会いたくないと言った。それならそれでいい。
He left us because our team would be hard to be the best. So be it.
チームが一位になるのは難しいから彼はチームを離れた。別にそれでいい。
So be it は省略されている
“So be it” は正式な文章の形ではなく、省略された表現になっています。
Let it be so
↓
Be it so
↓
So be it
このように、元の形を倒置した形になっているんですね。
“Let it be so” を直訳すると「なるがままにさせる」「あるべき姿にさせる」となるので、「じゃあそうすれば」「好きにすればいい」「それならそれでいい」といった意味になるんですね。
So be it に置き換えできるその他の表現
“So be it” の意味に似た表現はいくつかあります。
同じような意味やニュアンスで使えるので、先ほど紹介した場面に応じて使い分けてみてください。
- Whatever:「どうでもいい、好きにすれば」
- Do what you want (to do):「したいようにしろ」
- Do as you like:「好きにすればいい」
- Have it your way:「どうぞご勝手に」
So be it の意味は まとめ
- So be it
- じゃあそうすれば
- 好きにすればいい
- それならそれでいい
発言者が相手(または現状)にあきれている
- 相手に愛想を尽かして突き放す時
- 現状を受け入れる時
Let it be so → Be it so → So be it と元の形から変化して倒置した形となった。