言いたいことがあったのに、思い出せそうでなかなか思い出せないときの表現を知りたい。
普段は知っていたり、覚えていることが思い出せないときに、
「ここまで言葉が出かかってるのに・・・」
と言ったり、思ったりした経験ありませんか?
「覚えていない」とはニュアンスが異なるので、 “I don’t remember.” だと自分の伝えたいニュアンスとは違った感じになってしまいます。
ということで、今回は「思い出せそうでなかなか思い出せない」ときに「ここまで出かかってるんだけど言葉が出ない」を英語で伝える表現をお届けします。
「ここまで言葉が出かかってるのに・・・」は英語で?
「ここまで言葉が出かかってるのに・・・」は英語で、
(It’s) on the tip of my tongue
このように表現します。
“on the tip of my tongue” の発音
“It’s on the tip of my tongue” は直訳すると「私の舌の先にそれはある」。
日本語だと「喉(のど)まで出かかっている」といった言い方をすることもありますが、英語では「舌」で表現するんです。
舌先の方が口先に近いので、言葉が出かかっている感じがイメージできますよね。
“tip” には色々な意味があります。
- 先、先端
- 頂上、頂点
- 助言、ヒント、秘訣
代表的には上記ですが、細かく言えばまだ他の意味もあります。
ですが、 “tip” が持つコアイメージの「先っぽ」を覚えておくと応用が効きます。
頂上・頂点は山などの「先っぽ」
助言・ヒントなどは「ティップス」と言ったりもしますが、何かの本質の「先っぽ」、ちょっとした部分・コツみたいなイメージです。
すべてに当てはまるコアイメージとは言えないかもしれませんが、ある程度このイメージでカバーできるはず!
すべての日本語の意味を覚えておくのは至難の業なので、ぜひコアイメージを覚えるようにしましょう。
「ここまで言葉が出かかってるのに・・・」の英語表現の使い方
では、「ここまで言葉が出かかってるのに・・・」の英語フレーズの使い方を例文で見ていきます。
That actor’s name is on the tip of my tongue. I’ve seen him in so many dramas and movies.
あの俳優の名前、言葉が出てこない。たくさんのドラマや映画で彼を見たことがあるのに。
I was trying to recommend a book to my friend, but the title was on the tip of my tongue.
友人に本をおすすめしようとしたけど、タイトルが言葉が出てこなかった。
A: What is the capital of Portugal?
A: ポルトガルの首都はどこ?
B: Umm, it’s on the tip of my tongue… Oh, Lisbon!
B: えーっと、何だっけ… あ、リズボン!
A: Do you remember the name of that Italian restaurant we went to last month?
A: 先月行ったイタリアンレストランの名前覚えてる?
B: Umm…it’s on the tip of my tongue. Ah, it’s La Bella Vita!
B: えーっと、出てこないな。 あ、ラ・ベラ・ヴィータだ!
I’ve met him before at a conference once but I forgot his name… His name is on the tip of my tongue though.
以前、会議で彼に会ったことがあるんだけど名前を忘れてしまった…。彼の名前はここまで出かかっているんだけどな。
こんな他の表現はいかがでしょうか?↓
「ここまで言葉が出かかってるのに・・・」の英語 まとめ
「ここまで言葉が出かかってるのに・・・」は英語で、
(It’s) on the tip of my tongue
日本語だと「喉(のど)」を使って「喉まで出かかっている」といった言い方をすることもあるが、英語では「舌」を使って表現する。