“a can of worms” ってなに?
そんな疑問に答えていきます。
英語には “a can of worms” という言葉を使うネイティブ表現があります。
僕がこのフレーズを最初聞いたときは「うわっ、何それ?キモチわるっ」と思ってましたが、あとで意味を知ったときに「そんな意味があったのか、なるほど!」と思ったのを覚えています。
なんで「キモチわるいの?」と思った方、ぜひ本記事を読んでこの表現を覚えてください。
ということで、 “a can of worms” の意味と使い方です。
a can of worms の意味は?
“”a can of worms”” は、
- やっかいな問題
- 収拾のつかない事態
- パンドラの箱
こんな意味のイディオム表現。
日本語で「問題」は “problem” や “issue” などが使われますが、この “can of worms” は「何かをきっかけに状況が悪化してしまうもの」を表しています。
“can of worms” は直訳すると「虫(ミミズ)が何匹も入った缶(can)」
想像するだけでゾッとしますね…。
ですが、この缶はもともと釣りの餌用で、その缶を開けっ放しにしておくと中に入っている虫(ミミズ)がウヨウヨと外に出ていってしまい収拾がつかなくなる、というのがこのフレーズの語源とされています。
つまり、ここでの「虫」を「なにかしらの問、またはそれを引き出すキッカケ」に例えてるんですね。
なにか相手に言ったことによって相手の気に障り、結果的に怒らせてしまった
あることがキッカケで厄介事になってしまった
こんなときに 『”a can of worms” を開けてしまった』といった具合で使います。
open (up) a can of worms
日本語では「パンドラの箱」と訳されることもありますが、実際に “open a pandora’s box” という表現もあります。
ですが、 “open (up) a can of worms” の方が使われる頻度は高いように思います。
a can of worms の使い方
では、 “a can of worms” の使い方を例文で確認しておきましょう。
Ross couldn’t tell Rachel the truth. He knew it would open a can of worms.
ロスはレイチェルに真実を言えなかった。言ったら収拾のつかない事態になるとわかっていたからだ。
A: She doesn’t stop complaining once I said something bad about her.
A: 一度彼女の悪いところについて言ったら、彼女の文句が止まらない。
B: Uh-oh, you opened a can of worms.
B: あーあ。パンドラの箱開けちゃったね。
A: Have you ever asked your girlfriend about her ex before?
A: 元恋人について彼女に聞いたことは今まであるの?
B: Not really. It’s like opening a can of worms. I don’t wanna know about her past lovers.
B: 特にないよ。それってパンドラの箱じゃん。別に彼女の昔の恋について知りたいとは思わないし。
a can of worms の英語表現 まとめ
- a can of worms
- やっかいな問題
- 収拾のつかない事態
- パンドラの箱
実際に会話で使うときは、
open (up) a can of worms