英語で「遅かれ早かれ」は表現できる?
日本語には「遅かれ早かれ」という言葉があります。
未来に何が起こるか分からないけれど、いつかは起こだろうと確信しているときに使ったりしますよね。
日本特有の表現っぽくも感じますが、実は「遅かれ早かれ」にピッタリの英語フレーズがあるのをご存知でしょうか?
「遅かれ早かれ」は英語で?
「遅かれ早かれ」に相当する英語フレーズは、
sooner or later
“sooner or later” の発音
“sooner or later” は現時点から「早くても遅くても」といったニュアンスで、近い未来、または遠い未来であっても必ず起こることを言い表すフレーズとして使われます。
ここで出てきている “or” は「どちらか一方」ではなく、「どちらの場合も」という意味ですね。
“sooner” は「より早く」「より早い時期に」の意味。
“soon” 「すぐに、早く」の比較級形で、何かが早い段階で起こることを表現します。
「ある時点・出来事よりも早く」といったイメージですね。
I want to finish this task soon.
この仕事を早く終わらせたい。
I want to finish this task sooner.
この仕事をできるだけ早く終わらせたい。
“I want to finish this task soon” よりも「今よりも早く終わらせたい」という、より強い願望を表すときに “sooner” が使われます。
“sooner” を使ったフレーズ “The sooner, the better” については、以下の記事で解説してます。
“later” はよく知られた単語です。
「あとで」や「後ほど」の意味ですよね。
See you later.
また後で会いましょう。
とてもよく聞く英語フレーズですが、実は「現在の時間と比べて、後の時間に会いましょう」というニュアンスがあります。
なので、会話では「また後で会いましょう」という意味で使っています。
“late” には他の意味もあります。詳しくはこちら↓
「遅かれ早かれ」の英語表現の使い方
では、「遅かれ早かれ」の英語表現を例文で見ていきます。
Sooner or later, the truth will come out.
遅かれ早かれ、真実は明らかになるでしょう。
He’ll realize his mistake sooner or later.
彼は遅かれ早かれ自分の間違いに気づくでしょう。
You’ll have to face your fears sooner or later.
遅かれ早かれ恐怖に立ち向かわなければなりません。
Sooner or later, AI will replace many jobs.
遅かれ早かれ、多くの仕事がAIに取って代わるでしょう。
A: He’s been avoiding the issue for weeks.
A: 彼は何週間もその問題を避けているよ。
B: Sooner or later, he’ll have to deal with it.
B: 遅かれ早かれ、彼はそれに対処しなければならないだろう。
A: I’m feeling down today.
A: 今日は気分が落ち込むなぁ。
B: You’ll be fine! Things will get better sooner or later.
元気をだして!遅かれ早かれ状況は良くなるよ。
A: I think I should quit my job.
A: 仕事を辞めるべきだと思ってる。
B: Think it over carefully. You might regret it sooner or later.
B: よく考えてみなよ。遅かれ早かれ後悔するかもしれないよ。
「遅かれ早かれ」の英語表現 まとめ
sooner or later
“sooner or later” は「今から早くても遅くても」といったニュアンスで、近い未来、または遠い未来であっても必ず起こることを言い表すフレーズ。
“soon”(すぐに、早く)の比較級形で、何かが早い段階で起こることを意味する。