「縁を切る」って英語でなんて言うの?
そんなお悩みに答えていきます。
「縁を切る」は、おもに人間関係でうまくいかなくなった時に、その関係性を断つこと。
それ以外にも「手を引く」という意味で、何かしらの悪いことや、断ち切りたいもの・ことについても使えます。
こういった状況を言いたい時に使える英語フレーズがあるのですが、その中には日本語で使われる表現に近いおもしろい表現もあります。
- cut ties with ~
- be done with ~
- wash someone’s hands of ~
と、いうことで今回は、「縁を切る」「手を引く」といった意味を持つ、よく使われる英語表現を3つをお届けします。
cut ties with ~
“cut ties with ~” です。 “~” には you、him、her や 人物の名前などが入ります。
“ties” は「縁」という意味で、“cut ties” で「縁を切る」となります。
“tie” は「ネクタイ」を指すこともありますが、基本的には「(ロープやひもを)結ぶ」という意味。
なので、今回の場合は、対象になっている2つ以上の物事をつなげているひもがプツッと切れる、のようなイメージですね。
I will cut ties with you if you do something really bad.
もし君がとても悪いことをしたら、縁を切らせてもらうからね。
I need to cut ties with my past and move on.
過去と縁を切って前に進む必要がある。
be done with ~
“be done with ~” は、「〜は(これ以上)うんざりだ」という意味で使われる表現です。
この表現の本質となるコアイメージは「これ以上はやらない」「これでおしまい」。関係性がそれ以上続かないことから「縁を切る」となります。
友人や恋人同士の関係を解消する時に、“be done with ~” はよく使われます。
I’m done with my job.
仕事はもううんざりだ。
She stabbed me in the back, so I’m done with her.
彼女に裏切られたので、彼女との縁を切る。
wash someone’s hands of ~
“wash someone’s hands of~” は 直訳すると「〜の手を洗う」となります。
似たような表現で「足を洗う」という日本語がありますが「〜をやめる」「縁を切る」という意味ですよね。それが、英語だと「手」になるなんて、なんだかおもしろいですね。
He will wash his hands of that industry.
彼はあの業界とは縁を切るつもりだ。
I washed my hands of my relationship with my girlfriend.
私は彼女との関係と縁を切った。
「縁を切る」 まとめ
- cut ties with ~
“~” には me、him、her、us や 人物の名前などが入る。ties は「縁」、cut ties で「縁を切る」となる。
- be done with ~
「〜は(これ以上)うんざりだ」という意味でも使われる。本質となるコアイメージは「これ以上はやらない」「これでおしまい」
- wash someone’s hand of ~
日本語の「足を洗う」と同じニュアンス。英語だと「手を洗う」となる。